New!Car試乗記
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新世代MINI第1弾!
ファミリーでも使えるMINIということで、歴代人気を博している「MINI クロスオーバー」。これまでは日本独自のネーミングで「クロスオーバー」と名乗っていたが、今回から世界共通の「カントリーマン」というネーミングで登場してきた。MINIという名前からすると、歴代かなり大きなサイズではあったが、今回はさらに大きくなり、まさにCセグメントベースのSUVとして進化した。また、今年はオーソドックスなMINIの3ドア(車名はクーパーとなった)なども新モデルとして登場してきているが、新世代MINIの第一弾はこの「カントリーマン」である。
MINI カントリーマン3つのチェックポイント
①次世代MINIの特徴
冒頭にも触れたように新世代のMINIとしては第1弾のモデルである。すべてが新しくなっているMINIだが、走りのフィーリングはこれまでのMINIを踏襲したキビキビした走りなどを堪能できる。インフォテイメントシステムが最新のものになり、かなり音声認識で操作できるようになった。そして、さらに「高級感」を増したのが大きな特徴である。ほかのメーカーではあまり感じられない「MINI」独自の世界観が新型モデルでも引き継がれていたのはMINIファンにとっては嬉しいところであろう。

インフォテイメントシステムで特に便利なのは音声認識システムであった。

センターディスプレイは丸型が個性的である。メーターデザインもいろいろ変えることができ、ご覧のようなクラシカルなデザインにすることもできる。

プレミアム感を感じさせるインテリアも魅力的である。

アンビエントライトの表示も新しい。
②SUVとしての魅力
使い勝手や広さなど、ファミリーカーとしての魅力も先代モデル引き続き受け継がれていた。ただ、そういったことはどのSUVにも共通したことであり、この「MINI カントリーマン」ならではの特徴は、今回の試乗コースで走って実感できた、スポーティで、運転の楽しい、気持ちのいいMINIらしい走りである。ステアリングの重さは以前のものに比べるとかなり軽くなったが、しかしMINIの「ゴーカートフィーリング」は受け継がれている。

やはりMINIらしく、ワインディングロードを走るのは楽しい!

SUVの中でもかなりキビキビとしたスポーティな走りが堪能できる。
③新しいインフォテイメントシステム
正直なことを言えば、今回の試乗時間くらいではあまりこのインフォテイメントシステムを理解することができなかった。もう少し、使いこなさなくてもわかりやすいシステムにしてほしいという印象はある。ただ、音声認識システムでかなりカバーしている印象はあったので、使い慣れていくといいのかもしれない。一方で、メーターが丸型ということもあり、境界線もわかりにくく、様々な表示に変えられるわけだがある表示のときには見にくく、どこにどの情報があるのかを探さなければいけないというケースもあった。もう少しわかりやすいデザインになるといいのではないかと感じた。

音声認識システムを起動して、しゃべったことはディスプレイに文字情報として表示されるのでわかりやすい。

上記写真の質問後、このように表示された。実に便利である。

BMWと同様に、360°カメラに加えて、3Dビューも表示される。
「MINI カントリーマン」についての詳細はGo!Carチャンネルをご覧ください。
ミニ カントリーマン S オール4主要スペック
全長…4,445mm
全幅…1,845mm
全高…1,660mm
ホイールベース…2,690mm
車両重量…1,640kg
<エンジン・トランスミッション>
排気量…1,998cc
種類…直列4気筒DOHC
最高出力…150kW(204PS)/5,000rpm
最大トルク…300Nm(kgm)/1,450~4,500rpm
使用燃料…無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション…7速DCT
<駆動方式・燃費>
駆動方式…4輪駆動(AWD)
燃料消費率(国土交通省審査値)
・WLTCモード…13.1km/L
・市街地モード…9.1km/L
・郊外モード…13.5km/L
・高速道路モード…15.8km/L
Writer
Gocar Gocar
レディオキューブFM三重(78.9MHz)にて、「Ericar・Gocar Auto Ensemble♪」というラジオ番組のパーソナリティも務めている。